なぜ私は“4つの柱”を決めたのか

自立したい――そう思ったとき、まず気づいたのは“やるべきことの多さ”。
家事も得意ではなく、育児も完璧にこなせているわけではありません。
副業もまだ結果が出ておらず、夫との関係も安定しているとは言えません。
正直、今のまま「自立したい」と口で言い続けても、
それってただの願望じゃん…って、自分でも薄々わかっていました。
今の私は、土台づくりがまだできていなかったのだと思います。
たとえば家事の仕組みが整えば、副業に使える時間が増える。
娘との関わり方が良くなれば、家庭の空気も穏やかになる。
ひとつ変われば、もうひとつが変わり、未来も少しずつ形を変えていくはず。
ただ、問題は……
何から手をつければ良いのか、ずっと分からなかった。
ずっとモヤモヤし続けて、イライラしがちな自分にも気づいていて、
「このままでいいわけないのに…」って焦りだけが積もっていました。
でも、自立とは明日突然別人のように変わることではなく、
“今の自分の延長線を、少しずつ整えていくこと”。
だから私は、自分に必要だと思うことを4つに絞り、
そこをひとつずつ積み上げていくと決めました。
何も、完璧な人間になりたいわけじゃないし、
「誰にも頼らずに生きていく!」なんて決意を固めたわけでもありません。
これからお話しする4つの柱は、未来の私が少しでもラクに呼吸できるようにするための、
ちょっとした“地図づくり”です。
柱①:片づけ(不良品を買わない・物と向き合う)
正直に言うと、私の場合ここから手をつけないと何も変わらないと思っていました。
押し入れは物でパンパンで、無理やり「えいっ」と押し込んだ拍子に、
大好きなブルーレイの外箱が潰れてしまったこともあります。
ストックで買った日用品は家のあちこちに散らばっていて、
「え、これ家にあったじゃん…!」と気づいたときには同じものが3つ……なんてのも日常茶飯事。
こういう積み重ねって、
物だけじゃなく “自分への信頼” も少しずつ削っていくんですよね。
「私って物を大切にできないんだ」
「管理もできないのか…」
そんなふうに自己肯定感も下がるし、お金も減っていく。
でも、自分の力で生きていきたいと思うなら、
まずは “自分の身の回りにある物” を大切にできなきゃダメだ と痛感しました。
私は片付けについては下の4つを頑張ります。
① 捨てるより先に“買わない習慣”をつける
買わなければ物は増えないし、散らからない。
まずはここから徹底することにしました。
② 定位置を決めて、脳が疲れない家にする
「どこにあるっけ?」を減らすだけで、家事はめちゃくちゃ軽くなる。
自分が管理できる量にして、迷わない環境を作ります。
③ 調味料・日用品の“無駄買い”をゼロに
重複買いを防ぐため、ストックのルールを決める。
買い物のたびに罪悪感を抱かなくて済むように。
④ メルカリで不用品を少しずつ手放す
「もったいない」と思うものは売ってお金に変える。
手放すハードルも下がるし、少しでも家計の足しになれば嬉しい。
以上の4つです。
物が多い家って、ただ“散らかる”だけじゃない。
- 探す手間
- 管理する負荷
- 無駄買いの出費
- 自己肯定感の低下
こういう小さなダメージが毎日積み重なる。
私はこれが限界まで溜まっていたんだと思います。
だからまずは、
「持つ物を減らす → 定位置を作る → 無駄買いを防ぐ → メルカリで循環させる」
という小さなサイクルをつくることから始めます。
片づけは“家をきれいにするため”じゃなくて、
未来の私が自由になるための土台づくり。
そんな気持ちで進めていきたいと思っています。
柱②:お金(NISA・貯金・固定費の見直し)
自立したい、と言うと、まず思い浮かぶのはやっぱり お金のことだと思います。
お金があるだけで、選択肢は一気に増える。
住む場所も、働き方も、学びたいことも、自分のペースで選べる。
だけど今の私は、まだそこにたどり着けていません。
夫が家計のすべてを管理しているので、
私が何か買いたいときは メルカリで小銭を稼いでから。
もちろん、頼めば夫が買ってくれるのかもしれない。
でも、自分の趣味のゲームを「買ってほしい」と言うのは抵抗がある。
──なんだか、親子みたいな関係だなと思ってしまったんです。
夫婦って、本来は“対等なパートナー”でいたいはずなのに、
経済的に依存していると、どうしても 精神的な自由 まで奪われてしまう。
だからこそ、私にとって「お金」は自立の大きな柱のひとつ。
そのために、まずはこの4つを整えることにしました。
① 固定費を一度すべて見直す
私の場合、家賃・光熱費は夫が払っているので、
- スマホ代
- Wi-Fi
- 犬のご飯
- Kindle・ゲーム課金
ここが“見直せる余地のある固定費”。
小さな金額でも毎月積み重なるから、
ここを整理するだけでかなりラクになるはず。
② NISAは金額よりも“習慣化”を優先
働いていた頃は積立NISAをしていたけれど、
今はスマホ代すらしんどくて止めてしまっていた。
でも、自立したい以上、
「もしもの時に使えるお金」 は絶対に必要。
だから、無理のない小さな額でいいから、
もう一度積み立てを再開するつもりです。
“金額よりも習慣”。まずはそこから。
③ 浪費・衝動買いの原因を観察する
クレジットカードって、気づいたら請求額増えてません?
(増える理由は、買ってるからなんですが……)
でもその「買ってるもの」が何なのかをちゃんと把握すること。
- 本当に必要なものだったのか
- ただのストレス買いだったのか
- 同じものを何度も買っていないか
ここを見直せば、少しのお金でも NISAに回せるし、
副業のための投資にもなる。
「浪費をやめる」っていうより、
“自分のお金の使い方のクセ”を知ること を意識したい。
④ 自立するには“毎月いくら必要なのか”を知る
私は夫の扶養に入っていて、
正直なところ保険や税金の仕組みもよく分かっていない。
正社員の頃も、給与から天引きだったから
「いくら払っているのか」を把握していなかった。
でも――
もしフリーランスになったら?もし夫の扶養から抜けたら?
どのくらい稼げば生きていけるのか?
これを知らないまま「自立したい!」と言っても、
ただの願望で終わってしまう。
だからこそ、自分の生活に必要なお金を把握することが、
本当の意味での“土台”だと思ったんです。
以上の4つです。
私は今28歳。
「大人なのにそんなことも知らないの?」と思われるかもしれない。
でも、今知ろうとしなければ、私はずっと知らないまま。
だから、今ここから積み上げます。
少しずつお金の不安と向き合って、未来の私が自由に選べるように。
お金の柱は、そのための第一歩です。
柱③:スキル(SNS・発信・パソコン)
正直に言うと、今の私は“特別なスキル”なんて持っていません。
専業主婦で、これまでの職歴に胸を張れるわけでもない。
半年間インスタに挑戦してきたけど、まだ収益化もできていない。
だけど、その経験は決して無駄じゃなかったと今なら思えます。
私は昔から文章を書くのが好きでした。
中学生の頃は、誰にも見せずに自作の小説を書いては満足していたタイプ。
ひとりで黙々と作業する時間が好き。
それを「仕事にできたらいいな」と少し夢を見たのが、SNSやブログを始めたきっかけです。
もちろん、そんな簡単な世界じゃないことも分かっている。
「甘いよ」と言われるのも覚悟の上です。
でも私は、自立して、在宅で、自分の力で生きて、犬たちと暮らせる未来を作りたい。
そのための“スキル”を、これから育てていこうと思っています。
そして、それがこの4つです。
① SNSでは「人柄 × 実体験 × 届けたい言葉」で発信する
インスタが伸びなかった理由は、なんとなく分かっています。
“誰が発信しているのか”の顔が見えなかった。
寄り添いの文章を書いても、読者との距離が縮まらなかった。
だからこれからは、
自分の言葉で、自分の経験と一緒に届けることを意識します。
半年間、もう一度きちんと取り組む覚悟で。
逃げずに向き合ってみます。
② ブログで「文章力・構成力」を鍛える
今まさに取り組んでいる部分。
ブログは“積み上がっていく資産”になるから、
私はここに本気で時間を使いたい。
- 読みやすい構成
- 必要な情報
- 読者の悩みに寄り添う文章
- 自分の考えを伝える力
これらを鍛えていけば、SNSも強くなるし、その先の働き方だって変えられる。
ブログは“自分の未来の土台づくり”です。
③ Canva/WordPress/タイピングなど、基礎的なPCスキルを磨く
正直、パソコンはまだまだ苦手。
ブログを立ち上げたときも、最初に事件がありましたね。
「ログインができない!?404!?なんで!?(泣)」
これも全部経験。慣れていけばできるようになる。
SNSもブログも在宅ワークも、
結局のところ パソコン力=生きる力 になる。
だから、ひとつひとつ覚えていきます。
④ 気づき・失敗・改善を“記録する習慣”をつける
インスタでの反省があります。
最初は「分析するぞ!」と意気込んでいたのに、
続けていくうちに投稿そのものが目的になってしまって……
気づけば改善も振り返りもせず、
どこが悪かったのかも見失ったまま半年が過ぎました。
だからブログでは、
- うまくいったこと
- 失敗したこと
- 気づいたこと
- 学んだこと
これらをこまめに記録していくつもりです。
改善の記録は“成長の地図”になるから。
以上の4つです。
私には特別な才能はない。でも、だからこそ“作り上げていく”。
何もない私ができることは、
「行動して、学んで、積み上げること」だけ。
スキルがないから稼げない。
ではなく、スキルがないから、今から作る。
そう決めました。勇気を出して、一歩ずつ。
柱④:運転(行動の幅を広げるスキル)
「え、運転もできないの?」と思いましたか?
はい、できないんです……。免許は持っているのに、完全なるペーパードライバー。
夫が運転してくれるからいいよね、と甘えていたらこうなりました。
しかも今、私は夫の転勤で“ほんとうに”田舎に住んでいて、
家の前には鹿が歩いているし、隣町までは車で30分。
幸い、徒歩圏内にスーパーやドラッグストアはあるから生きてはいけるのですが……。
でも、想像してみてください。
子どもが「習い事したい!」って言ったら?
熱を出して病院へ行かないといけなくなったら?
うちのワンコの病院が片道2時間なのに、今のままだと全部夫頼み。
そう考えたら、
“運転できない=行動範囲が極端に狭い”
という現実がずしんと響きました
しかも私、運転が怖いんです。
車をぶつけたら?もし人を傷つけちゃったら?
そんな不安が頭の中でエンドレス再生。
免許を取ってからの7年間、ずっとその怖さに負け続けてきました。
夫と付き合った当初からずっと運転しなくて良い生活だったので、「まあいいか」と思っている間に月日が流れてしまって。
運転については、次の3つを目標にします。
①週2回の運転練習をルーティン化
まずは乗らないと絶対に上達しない。
怖いけど、夫が休みの土日に横に乗ってもらって、とにかく回数をこなします。
②まずは自宅周辺・こども園・スーパーまでを安定運転
当面のゴールは「町内を普通に走れる自分」。
海沿いで風の強い日なんて、ほんとは車で移動したいのに、今まで歩いて行っていた根性……。
いや、ほんとに早く練習すべきでした。
③冬道はゆっくり段階を踏む
北海道の冬は、もはや恐怖。
でも「春になったら頑張る」なんて言っていたら、どうせやりません。
だから天気のいい日を狙って、町内だけでも少しずつ練習を重ねます。
以上の3つです。
やっぱり、行動できる範囲が狭い=人生の自由度も狭まると思うんです。
一歩踏み出すのは怖いしエネルギーもいるけれど、自立を目指す以上、そして北海道に住む以上、運転スキルはもう“避けて通れない必須科目”。
夫に全部任せるって、もうやめたい。
自分の行きたい場所に、自分で運転して行ける自分になりたい。
最後に
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
私はまだまだ足りないところだらけです。
できないことも多くて、正直、自分にがっかりする日もあります。
それでも、「やろう」と思えた。
その小さな一歩が、きっと未来を変えていくと信じています。
15年後に自立するために、今日できることを、ひとつずつ積み重ねていくつもりです。
そして、一人だと心が折れそうになるからこそ、ここに“目指す場所”を記しておきます。
迷ったときに、また頑張ろうと思えるように。
そして、前よりちょっとできるようになったじゃん!と自信にするために。
どうか、この文章を読んでくれたあなたの人生も、少しずつ整っていきますように。
一緒に、今日を積み重ねていきましょう。


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